外科(粉瘤・巻き爪)

外科(粉瘤・巻き爪)当院の院長は、頭と心臓以外のあらゆる外科手術を経験してきている外科専門医です。クリニックで行える手術は限られていますが、外科専門医・救急科専門医・麻酔科標榜医としてのキャリアをもとに、可能な限りの外科治療を行っています。

切り傷、擦り傷、打ち身、捻挫などの外傷、火傷、粉瘤・腫瘍・炎症などできもの、巻き爪や陥入爪、そして総合病院などで受けた手術後の経過観察など、なんでもお気軽にご相談ください。

粉瘤(アテローム)について

皮膚にできる良性腫瘍で、嚢胞という袋状の病変ができて、そこに皮脂や古い角質がたまった状態です。炎症や感染を起こす場合があり、大きくなってしまうケースもあります。皮膚であればどこにでもできる可能性があり、嚢胞は表皮の下にできて、皮膚表面には小さな開口部があります。自然に治ることはほとんどなく、痛みを伴う場合もあるため、早めの治療が重要です。

粉瘤治療

粉瘤治療皮膚切開術を行い、膿を出して袋状の嚢胞を丁寧に取り除き、縫合しますが、当院では局所麻酔を行った上で、できるだけ傷口が小さく目立たなくなるよう留意しています。手術後は抗生剤と痛み止めを処方し、3日以内に再診していただいて経過観察し、その後の通院はその1〜2週間後で、そこで問題がなければ、治療は終了です。ただし、自宅でケアを行って、清潔を保ち、膿がたまらないようにご注意いただく必要があります。

保険適用の手術であり、外来で受けられます。大きさや数、粉瘤のある部分などにより費用は変わりますが、

3割負担の場合、約4,000円~約15,000円が手術費用の目安となります。

※頭部、顔面、頸部の粉瘤処置はおこなっておりません。

巻き爪・陥入爪について

巻き爪・陥入爪について足指の爪が弯曲し、左右両端が肉に食い込んでいる状態が巻き爪です。湾曲が強くなると炎症を起こして陥入爪となり、歩くたびに痛みが伴います。出血を起こしたり、膿がたまることがあり、歩行が難しくなるケースもあります。

ほとんどが親指に起こり、足の指に負担がかかることが原因だとされています。合っていない靴やハイヒールは負担が大きいのでご注意ください。また爪切りの際に、両端を深く切ってしまうと巻き爪になりやすいので、爪切りの際には水平に切るスクエアカットがおすすめできます。

巻き爪・陥入爪治療

ワイヤーなどを使った矯正による治療もありますが、これは治るまでに時間がかかりますし、再発しやすいためあまりおすすめできません。特に、痛みなどの症状が強い陥入爪や、再発を繰り返している場合は、手術の検討する必要があります。

陥入爪手術

外来で受けられる10分程度の手術であり、爪が生えてくる爪母の部分まで切除するため、再発の可能性もありません。脚に麻酔を行い、湾曲して皮膚を巻き込んでいる部分を切除し、抗生剤と痛み止めを処方します。1回程度服用したら痛みがなくなる方がほとんどですので、痛み止めは痛みがなくなったら服用を中止して構いませんが、抗生剤は指示された通りに飲みきってください。なお、膿のたまっていた部分を清潔に保たないと、再び膿む可能性がありますので、日常のケアをしっかり行ってください。

手術後は3日以内にご来院いただいて経過観察し、その後の通院は1週間後、2週間後、1ヶ月後になります。

健康保険が適用される手術で、費用は3割負担の場合、6,000円~8,000円程度が目安となります。

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