大腸カメラ

※土曜、日曜祝日は検査を行っておりませんので、ご注意ください。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査とは

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査とは直腸と結腸の粘膜を直接観察できるため、大腸がんなど大腸の疾患の早期発見に不可欠な検査です。

大腸とは直腸と結腸を指しますので、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸も含まれます。そのため、大腸がんには、直腸がんと結腸がんあります。大腸内視鏡検査では、肛門から直腸、結腸、そして大腸につながる小腸の一部である終末回腸の観察が可能です。

内視鏡は、チューブの先端にCCDカメラとライトが付いていて、腸の中を光で照らしながら観察します。当院で導入している大腸カメラのスコープは、径10㎜程度ととても細く、負担を軽減できるものになっています。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査でわかる病気

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査でわかる病気大腸がんをはじめ、将来がん化する可能性のあるポリープなど、大腸粘膜に異常を起こすあらゆる病気を診断することができます。

大腸の病気は、その多くが腫瘍と炎症にわけることができ、腫瘍には良性のポリープや大腸がんが含まれます。

腫瘍性の病気には、大腸ポリープ、進行性大腸がん、側方発育型腫瘍があります。大腸がんはポリープから発生するものがほとんどですから、定期的な検査でポリープを確認することは早期発見につながります。また、検査時に見つけたポリープは、大きさや数にもよりますがその場で切除することも可能です。
なお、大腸の病気で炎症性のものは、ほとんどが下痢や腹痛といった症状が現れます。炎症性の病気で大腸カメラ検査が適しているのは、炎症性腸疾患のクローン病、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎などがあります。

病変の観察ができる唯一の検査です

できものである腫瘍は便の通過に支障が出るほど大きくならないと症状が現れません。また、小腸寄りの部分では便がまだ水っぽいため、より症状が現れにくい部分です。そのため、便潜血検査などでは進行した大腸がんが見逃されてしまう可能性がありますし、早期発見はかなり難しいのです。
そして、腫瘍の多くは隆起性病変という出っ張った病変ですが、陥凹性病変という引っ込んだ状態の病変になる場合もあります。粘膜を直接観察できる大腸カメラであれば、小さな病変や陥凹性病変も見つけることができます。

定期的な大腸カメラ(大腸内視鏡)検査が望ましい方

定期的な大腸カメラ(大腸内視鏡)検査が望ましい方早期の大腸がんは無症状ですから、なにも症状がない時に大腸カメラ検査を受けることが重要です。発生頻度の上がる50歳になったら定期検査をおすすめします。なお、2親等以内の親族(祖父母、両親、兄弟姉妹)が大腸がんを経験している場合など、リスクの高い方は40歳になったら検査を受けるようにしましょう。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査がすぐにも必要なケース

  • 検診で便潜血検査が陽性になったことがある
  • 排便時に出血がある。拭いたペーパーに血が付いた。
  • 下痢が1ヶ月近く続く
  • 便が細くなってきた
  • 便が黒っぽい

大腸がんも出血を起こすことがありますが、痔だと思い込んで受診が遅れてしまうケースがよくあります。また、慢性的な下痢も大腸がんによるものである場合があります。こうした症状に気付いたら、早めにご相談ください。

当院の大腸カメラ(大腸内視鏡)検査の特徴

1.楽に受けられて、正確な検査

当院では、うとうとしている間に検査を受けていただくことで、ほとんど苦痛のない大腸カメラ検査を受けられます。検査終了後、鎮静剤の効果が十分に覚めるまで1時間ほどお休みいただき、結果のご説明を受けてからご帰宅となります。導入している内視鏡は最新のものですので、鎮静剤なしでも苦痛などは大幅に軽減されています。検査後の予定に合わせたスケジュールを組む必要があるお忙しい方は、一度ご相談ください。

2.原則として、検査当日に治療を行っています

当院では、ポリープの数や大きさにもよりますが、できるだけ検査と同時に内視鏡でポリープを切除する治療も行うようにして、患者様のご負担を軽減しています。大腸がんは、ほとんどが腺腫性ポリープの成長に伴うがん化により起こります。そのため、ポリープの段階で切除することは、大腸がんの予防になります。

3.最新の内視鏡設備


内視鏡機器で世界的なトップシェアを誇っているオリンパス社の最新内視鏡システムを導入しています。
大学病院や基幹病院に導入されている標準的な機器より上位のシステム(EVISLUCERA)であり、精度の高い検査が可能です。
このシステムは、特殊光観察機能(NBI)を備えており、見逃しやすい初期の病変を発見しやすくなっています。粘膜表層の血管の走行状態に対して、スペクトル幅の狭い特殊な光を使用してわかりやすく強調表示し、がん特有の血管走行や血管の増加を見つけやすくしているため、特に早期発見に効果的です。

4.より質の高い検査のための事前診療

患者様に合わせた最善の大腸カメラ検査を行うためには、これまでにかかった病気やお薬の内服の有無、以前受けた検査歴、症状などお気付きのこと、そして生活習慣などをしっかりうかがうことがとても重要です。特に、腹部手術を受けた経験がある場合、腸管が癒着している可能性があるため、軟らかいスコープを使用するなど安全性に配慮する必要があります。こうしたことから、患者様にきめ細かく合わせた質の高い検査を行うため、当院では事前診療を省略した検査を行っていません。

5.検査は問題を解決するための糸口

大腸カメラ検査は、早期発見のための定期検査だけでなく、症状のある方の問題解決のために行う場合もあります。粘膜を直接観察でき、病変の組織を採取して確定診断できるため、症状がある場合の検査としても大腸カメラはとても有用です。ただし、症状がある方が大腸カメラ検査を受けて、原因となる病変が見つからない場合もあります。そして、その場合、「大腸カメラでなにも見つからなかったから大丈夫」とそのままにしてしまうのではなく、他にある原因をしっかり見つけることが重要だと当院では考えています。

6.内視鏡の洗浄

当院では、内視鏡スコープや使用器材に関して、日本消化器内視鏡学会、日本消化器内視鏡技師会によるガイドラインにもとづいた洗浄、消毒を行っています。これは、サルモネラや緑膿菌、ピロリ菌、O157などの細菌、B型、C型肝炎などのウィルス、真菌(カビ)などの病原体による感染症を防止するためです。
内視鏡検査後のスコープや器材には、粘液や血液などが付着しているため、まずは洗浄を行います。専用の洗剤であるインスルネットやエルエイジーを使い、温水を使用して隅々まできれいにします。
スコープの内部まで十分ブラッシングして汚れを落としたら、高水準消毒剤の強酸性電解水であるジョンソン・エンド・ジョンソン社製のクリーントップWM-SⅡで消毒します。スコープ以外の器材はフタラール製剤という高水準消毒剤のディスオーパで消毒します。可能な部分は全て、超音波洗浄、高圧蒸気滅菌であるオートクレーブ滅菌も行っています。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査の流れ

当院で行っている大腸カメラは、検査にかかる時間が20~40分程度です。麻酔(鎮静剤)を併用することで、苦痛がなく楽に受けられます。
※麻酔(鎮静剤)を使用する場合は +8,500円(税別)の費用がかかります

検査前

3日ほど前から、朝食・昼食・夕食とも柔らかく消化のよいものを食べ、間食は控えてください。

検査当日

指定の時刻にご来院いただき、受付をすませたら、更衣室で検査着に着替えます。

検査前処置

腸の活動を止めるお薬を注射し、次に鎮静剤を注射します。これで、検査中の痛みや不快感はほとんどなくなります。

大腸カメラ検査

検査の所要時間は15分程度です。ポリープが発見された場合、できる限りその場で切除を行いますので、多少時間がかかる場合があります。

休憩

リカバリールームで1時間ほどゆっくりお休みいただき、しっかり覚めたことを確認します。

検査結果のご説明

画像をご覧いただきながら、検査結果を医師がご説明します。わからないことやご不安がありましたら、何でも医師にご質問ください。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査の費用

1割負担 2割負担 3割負担
大腸内視鏡(観察のみ) 約2,500円 約5,000円 約7,500円
大腸内視鏡と病理組織検査 約3,000円 約6,000円 約10,000円
大腸内視鏡ポリープ日帰り手術 約7,000円 約14,000円 約21,000円

※全て税抜です。

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査 前日の食事

大腸カメラは、大腸粘膜をくまなく観察する必要があるため、腸になにもない状態にすることが重要になります。そのため、大腸カメラ検査の前日の食事を制限することで、検査当日の便を減らし、下剤の効果を高めます。

検査前日は、朝食・昼食・夕食共に、柔らかく消化のよいメニューを選んでください。前日の夕食は、21時までにはすませます。

前日のメニューでは、お腹に負担のかかる食物繊維や脂肪分を控えることも重要です。食パンやバターロール、白米、うどんやそうめん、卵、豆腐などが望ましく、野菜や海藻、きのこ、ごま、ピーナッツなどの豆類、そばや雑穀は控えます。なお、薬味なども入れないようにしてください。

Tel.043-286-5075 再診の予約はこちら